ページ

2009年11月11日

201系秘話【No.12】~踏面フラットができやすい理由~

ご存じの通り、201系は回生ブレーキ(※1)を採用しています。
実はこの「回生ブレーキ」、悪天候時の挙動が従来車(101系など)とは大きく違っていたそうです。
 
101系などの発電ブレーキ(※2)では、
ブレーキ時に滑走すると起電力が0になり、何もしなくても滑走はおさまる訳ですが
回生ブレーキでは、発生した電力を吸収する負荷の大きさによってブレーキ力が変動するため、ブレーキ力が不足した際に不足分を自動的に空気ブレーキで補います。
そのため、滑走すると
『回生電流が減る→不足分ができるので自動的に空気ブレーキが追加される→滑走した車輪は完全にロックされてしまう上、正常な車輪もブレーキ力過大になり滑走が始まってしまう...』という悪循環を起こしてしまうようになりました。
 
更に201系のような通勤型は停車駅が多い分、頻繁にブレーキをかけるので、踏面フラット(※3)がとてもできやすかったのです。また、中央線のような過密路線では滑走してもブレーキを緩めている程のゆとりも無いわけで、雨天時には電気ブレーキSWを予めオフにしてしまう運転士もいたそうです。

※1 回生ブレーキ=通常は駆動力として用いているモーターを発電機として作動させ、運動エネルギーを電気エネルギーに変換して回収することで制動力を得る。

※2
発電ブレーキ=通常は駆動力として用いているモーターを発電機として作動させ、発生電力を抵抗器に通電して発熱消費させる。モーターに回転抵抗を生じさせることで制動力を得る。

※3
踏面フラット=主に滑走によって車輪の踏面にできる平らな部分

2 件のコメント:

  1. そうですね〜走行中「ガタッガタッガタッ」という連続した音をよく聞きましたが、かなり頻度も多かったので違和感全くナシでした♪

    返信削除
  2. chamanorl さんへ
    >そうですね〜走行中「ガタッガタッガタッ」という連続した音をよく聞きましたが、かなり頻度も多かったので違和感全くナシでした♪
     
    ≫こういったトラブルも「201系ならでは」だと思います。
    開発当時の最新技術を用いた車両、裏を返せば、それだけ未知なことも多かったということです。

    返信削除