成田空港まで、京成「スカイライナー」に乗車しました。 始発駅、上野から乗車。
せっかく深い青みのあるカラーリングですが、地下ではあまり見えません。
乗車したのは、スカイライナー9号。AE4編成でした。
ここ上野からの乗客は数える程度。
大半は、次の日暮里からになるようです。
インテリアのコンセプトは『凛』。
世界的にも著名なデザイナー、山本寛斎氏を起用しています。
一段高いドーム形状の天井。
すっきり広々とした感が、うまく強調されています。
座席はブラックとシルバーから構成されており、とてもクールな印象。
座面には新素材「バネックス」なるものが使用されているそうで、
見た目は薄そうですが、なかなかの座り心地です。
対して、背もたれは少々固め。
まあ乗車時間がさして長くないので、これでも充分という気はします。
また、窓中央部のカーテンレールは透明の樹脂製。
視界を遮らないように...という細やかな配慮でしょうか。嬉しい点です。
床にも、こだわりが見てとれます。
日本伝統の「市松模様」を取り入れている...とのことですが
遠目に見れば、まるで銀河星雲のよう。
デッキ部(左)とサービスコーナー(右)。手すりがライトアップされています。
個人的に、すごく気に入っているポイントです。
サービスコーナーの向かい側は、飲料の自販機。
3連続の丸窓が、いかにも近未来的です。
トイレ、洗面所などの水周り。
車椅子対応便所(左)、洗面所(中)、男性用小便所(右)です。
お手洗いは、統一してシルバーとブラックのストライプ。
清潔感とともに、すごく印象的でもあります。
ちなみに趣味誌などによれば、
この独特の形状をもった男性用小便器は、フランス製だそうです。
...ドーム状の天井、床の模様や手すりのライトアップなど、
全体を通して『近未来的』感じを意識しているように思いました。
最後に、恐らくデザイナー氏の関わらなかったであろう、車内・外の表示類。
やはりこのセンスの無さは『京成らしい』です。
いくら著名デザイナー起用しても、『いつもの』京成が残っています(笑)
他の点が凝っているだけに、非常に勿体ないですね。
・・・車内を観察していれば、あっと言う間に成田空港へ到着。始発駅から乗っても、片道40~50分程度という短さ。
見せ場の160キロ区間は、レールの問題なのでしょうが
ゆらゆらとした横揺れが気になりました。
ただ、さすがは新しい車両。
走り自体は、まるで滑るように『快調』そのものでした。
...以上です。
明日は、復路「成田エクスプレス」の感想を掲載いたします。
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