先日、201系の前面方向幕を入手したので紹介。
国鉄時代に使用されていた、いわゆる「首都圏版」です。
通勤形電車が用いられる首都圏各路線での走行が想定され、
多種多様な表示が収録されています。
『回送』『試運転』や空白を含め、全70コマです。通勤形電車が用いられる首都圏各路線での走行が想定され、
多種多様な表示が収録されています。
▼中央快速・青梅・五日市線系統
『特別快速』『通勤快速』を含む、27コマ。
八高線・富士急行線系統および『各駅停車』『中央特快』『青梅特快』『通勤特快』『ホリデー快速』などは、収録されていません。
▼山手線系統
路線名『山手線』を含む、7コマ。
『品川』『上野』など、京浜東北線でも使用可能な表示が含まれます。
▼京浜東北線系統
『上野』『品川』『田端』など山手線の駅名を除く、10コマ。
『快速』表示は、デビュー前のため収録されていません。
▼横浜線系統
『桜木町』『東神奈川』など京浜東北線の駅名を除く、4コマ。
『快速』表示はデビュー前のため収録されていません。
▼南武線系統
中央線『立川』を除く、7コマ。
『快速』表示はデビュー前のため収録されていません。
▼南武支線系統
『尻手⇔浜川崎』『尻手⇔川崎新町』の2コマ。
▼中央・総武線各駅停車系統
中央線と重複して『中野』『三鷹』も収録され、8コマ。
◆考察
↑中央線系統として、『荻窪』が収録されています。
晩年の中央線201系には収録されていない表示です。
↑『通勤快速』の表示(=上)。
晩年の中央線201系(=下/参考)とは異なったものです。
↑『武蔵小金井』など、地名が複合しているような駅名では、
ローマ字表記に『-』が挟んであります(=上)。
晩年の中央線201系には、これがありませんでした(=下/参考)。
↑『西船橋』など方角を冠する駅名でも、
ローマ字表記には『-』が挟んであります(=上)。
現行の武蔵野線205系には、これがありません(=下/参考)。ローマ字表記には『-』が挟んであります(=上)。
ちなみにJR化後の201系・205系等の中央・総武線用の幕でも
『-』は抜けていた模様です。
↑『府中本町』のローマ字は、『-』有りで『HONMACHI』表記(=上)。
現行の武蔵野線205系では『-』抜きで『HOMMACHI』(=下/参考)と表記されるので、だいぶイメージが異なります。
ちなみに、最近まで交換前の武蔵野線205系の幕には
『-』抜きで『HONMACHI』と表記されたものが存在しました。
駅名対照表を作成しました。
埼京線・武蔵野線・京葉線は開業前のため未収録。
『大月』『通勤快速』系統が、余白に追加されたことが分かります。
全70コマをご覧いただける動画を用意しました。
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