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2011年8月7日

「スカイライナー」乗車インプレッション

成田空港まで、京成「スカイライナー」に乗車しました。 始発駅、上野から乗車。
せっかく深い青みのあるカラーリングですが、地下ではあまり見えません。
 
乗車したのは、スカイライナー9号。AE4編成でした。
ここ上野からの乗客は数える程度。
大半は、次の日暮里からになるようです。
 
インテリアのコンセプトは『凛』。
世界的にも著名なデザイナー、山本寛斎氏を起用しています。
一段高いドーム形状の天井。
すっきり広々とした感が、うまく強調されています。
  
座席はブラックとシルバーから構成されており、とてもクールな印象。
座面には新素材「バネックス」なるものが使用されているそうで、
見た目は薄そうですが、なかなかの座り心地です。
 
対して、背もたれは少々固め。
まあ乗車時間がさして長くないので、これでも充分という気はします。
 
また、窓中央部のカーテンレールは透明の樹脂製。
視界を遮らないように...という細やかな配慮でしょうか。嬉しい点です。
 
床にも、こだわりが見てとれます。
日本伝統の「市松模様」を取り入れている...とのことですが
遠目に見れば、まるで銀河星雲のよう。
 
デッキ部(左)とサービスコーナー(右)。手すりがライトアップされています。
個人的に、すごく気に入っているポイントです。
 
サービスコーナーの向かい側は、飲料の自販機。
3連続の丸窓が、いかにも近未来的です。
 
トイレ、洗面所などの水周り。
車椅子対応便所(左)、洗面所(中)、男性用小便所(右)です。
お手洗いは、統一してシルバーとブラックのストライプ。
清潔感とともに、すごく印象的でもあります。
 
ちなみに趣味誌などによれば、
この独特の形状をもった男性用小便器は、フランス製だそうです。
 
...ドーム状の天井、床の模様や手すりのライトアップなど、
全体を通して『近未来的』感じを意識しているように思いました。
 
最後に、恐らくデザイナー氏の関わらなかったであろう、車内・外の表示類。
やはりこのセンスの無さは『京成らしい』です。
いくら著名デザイナー起用しても、『いつもの』京成が残っています(笑)
他の点が凝っているだけに、非常に勿体ないですね。
  
・・・車内を観察していれば、あっと言う間に成田空港へ到着。始発駅から乗っても、片道40~50分程度という短さ。
 
見せ場の160キロ区間は、レールの問題なのでしょうが
ゆらゆらとした横揺れが気になりました。
 
ただ、さすがは新しい車両。
走り自体は、まるで滑るように『快調』そのものでした。
 
...以上です。
明日は、復路「成田エクスプレス」の感想を掲載いたします。

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